これ知らないと眠くなっちゃいます！睡眠時無呼吸症候群対策Ｑ＆Ａ

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口腔内装置って聞くと、何それ？ってなりますが、
簡単に言うと、「マウスピース」のことです。

 

 

口腔内装置はCPAPと同様に閉塞性睡眠時無呼吸症候群（OSAS）に対する
確立した治療法の一つです。

 

この装置は、夜間に口の中に装着することにより下顎を前に出した状態で
保持し、狭くなった気道を拡げる作用があります。

 

 

それでも、口腔内装置って何？？っていう人のために、口腔内装置の歴史
を紹介しちゃいます。

 

 

【口腔内装置（マウスピース）の歴史】

 

 

そもそも、睡眠時無呼吸症候群（SAS）は、肥満と並んで「顎が小さく、後退している」という顔面の形が重要な原因となっていることがわかっています。

 

 

そこで、すでに1930年代には、顎の発達が悪いために呼吸ができない病気の
患者さんに対し、入れ歯の一種である口腔内装置（oral appliance：OA）
を用い、顎の形を整えて呼吸を補助しようという治療が行われていました。

 

 

1980年代に入ってから、睡眠時無呼吸症候群（SAS）が注目されるように
なってからは、ネーザルCPAP療法と並んで、口腔内装置が睡眠時無呼吸症候群
（SAS）のための簡便な治療法として試みられるようになり、技術的な発達を経て、

 

日本でも2004年から睡眠時無呼吸症候群（SAS）の治療法として健康保険の適応が
認められるようになりました。

 

 

【顎を前に出してのどを広げる口腔内装置の原理】

 

 

顎が小さく、後退しているような顔面の特徴を持っていると、舌・扁桃腺・
口蓋垂（のどちんこ）といった構造物を収納するための口の中のスペースが
狭くなり、これらの構造物はのどの奥に押し込まれてしまいます。

 

 

このため、顎が小さい方は、起きているときでものどが狭くなっています。

 

こういった方が仰向けで眠ると、重力の影響と睡眠によってのどの筋肉が緩む
ことで、さらに舌・扁桃腺・口蓋垂がのどの奥に落ち込み、呼吸が止まりやすい
状態になります。

 

 

これを改善・予防するのが口腔内装置なんです。

 

 

口腔内装置（OA）は、顎や舌を前に引き出すことで、のどの構造物が奥に落ち込む
のを防ぎ、無呼吸の発生を予防します。

 

 

・・・ということなんです。

 

 

口腔内装置は、適応する人・しない人（向き・不向き）がありますが、かなり昔から
睡眠時無呼吸症候群の治療法として確立している治療法なんですね〜。

 

 

自分の睡眠時無呼吸症候群の原因は何なのか？
ということを考えるきっかけにもなりますね。

 

 

口腔内装置（マウスピース）がどういうものか分かりましたか？

 

 

 

 

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