これ知らないと眠くなっちゃいます！睡眠時無呼吸症候群対策Ｑ＆Ａ

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みなさんはトランペットを吹くことができますか？
あれってとてもむずかしいですよね、はじめのうちは音も出ないし・・・。

 

 

ところで、トランペットやホルンなどの管楽器を演奏すると
睡眠時無呼吸症候群（ＳＡＳ）になる危険性が低くなるという研究報告があったのです。

 

 

なんか興味深いですね？だってＳＡＳの
予防に管楽器が役に立つなんて思いがけないことですものね。

 

 

今回はＳＡＳの予防と管楽器の
関係について、ご紹介しますね

 

 

この報告はインドの研究チームが発表したもので、
管楽器を演奏する６４人と演奏しない６５人の肺機能を検査したのです。

 

 

肺機能の検査には演奏する人としない人との間には、
とりたてて差はなかったのですが、同時に行ったベルリン質問票※の
分析結果では管楽器演奏者のほうがＳＡＳの発症リスクが低かったのです。

 

※ＳＡＳのリスクがある患者を見つけるために使われる一種の問診票です。

 

 

なぜ管楽器を演奏すると
ＳＡＳの発症リスクが低下するのでしょうか？

 

 

ここで研究者の意見をそのまま引用します。
少しむずかしいかもしれませんが、確認してみましょう。

 

「管楽器を演奏することで、上気道（鼻腔から咽頭、喉頭）の
筋肉が鍛えられているためと考えられる。

 

 

今回の研究は小規模のものだが、睡眠時無呼吸の予防および治療において
興味深い提案をするものと言える。さらに被験者数を増やし、

 

 

同じような結果が得られれば、症状を発症するリスクが高い
患者の予防の非侵襲的※で安価な手段として有効利用できる」

 

※非侵襲的：皮膚内や体の開口部へ、器具の挿入を必要としないという意味です。

 

 

つまり管楽器を演奏することは、
上気道の筋トレになるということが言いたいのでしょうね。

 

 

上気道を鍛えることによって心肺機能を強化して、
睡眠中の呼吸機能の低下（睡眠時無呼吸）を防ごうということですね。

 

 

なるほど！同じ様に心肺機能の強化によってＳＡＳを
予防できるのではないかという意見は他の記事※で紹介したことがありましたよね。

 

※肥満だけが睡眠時無呼吸症候群の原因じゃないって本当？を参照してみてください。

 

 

管楽器を吹くときには、肺活量も必要で
筋肉も鍛えられるし、何より曲を演奏できるようになったら楽しいしですよね。

 

 

ストレス解消にもなるし、今後の研究で管楽器演奏が
治療法として有効であることが、証明されたらいいのになあと思います。

 

 

 

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